こんにちは、夢みるバクです。
2024年から新NISAを利用して資産形成中の個人投資家です!
ETF・株式・投資信託の違いがイマイチ分からないよ
それなら、投資目的にあった投資先が選べるように、3つの違いについて解説していくよ
- ETF(上場投資信託)と株式・投資信託の概要
- ETF(上場投資信託)と株式・投資信託の違い
- 状況別に考える投資先
住宅ローンや養育費などで投資できるお金に限りがある
大学の学費や老後資金など10〜20年先の出費に備えたい
このようなお悩みがあれば、本記事を一読する価値は十分あります。
投資目的を達成するためにも、スタートでつまずかないような投資先を選べるようになりましょう。
NISA投資ブロガー
夢みるバク
Webライター&ブロガー5年目|月収50〜80万円|中身は30代男性、妻子持ち|たまにバイトで医療職の人|2024年からインデックスファンドを中心に投資開始|新NISAで誰でも資産2,000万円を目指せる方法について発信しています!
ETF(上場投資信託)・株式・投資信託とは?
株式・投資信託・ETFと聞いても見分けがつかないと困っている投資初心者も多いのではないでしょうか?
そこでこの章では、株式・投資信託・ETFのそれぞれの基礎知識についてお伝えします。
それぞれの特徴が理解できれば、あなたが投資すべき商品を自分で考えて絞れるようになります。
ETF(上場投資信託)とは?
投資について調べているとETFって聞きなれない単語をよく耳にするけど、何のこと?
ETFとは上場投資信託のことだよ!
ETF(Exchange Traded Funds)とは「上場投資信託」のことであり、株式市場において東京証券取引所などの金融商品取引所に上場している投資信託の一種です。
株式市場に上場するって、どういうこと?
株式市場に上場するとは、企業が発行する株式を証券取引所で売買できるようにすることです。
企業は資金調達が容易になり、信頼性が向上するというメリットがあるよ
連動指数は株式をはじめ、債券、REIT(リート)、通貨、コモディティ(商品)などあり、投資先についても国内、海外まで様々です。
投資信託の一種であり、初心者が低コスト・分散投資(リスク分散)する投資先としても良いでしょう。
ETFの基礎知識を知りたい人は、以下の記事で学べます。
株式とは?
株式とは、株式会社が資金を調達するために発行する有価証券のことです。
投資家はその企業の株主となり、利益を得たり、経営に参加したりする権利が受けられるよ
具体的には、どんなことができるようになるの?
例えば、投資した株価や株数に応じて年数回ほど配当金や株主優待を受け取ったり、株主総会を通して経営方針の決議に参加したりできます。
この他にも株価に合わせて株の売買をして、購入時との差額を利益にするトレードで資産を増やす方法もあります。
株式投資については、以下の記事で詳しく解説しています。
また、株式投資で得られる配当金については、以下の記事が役立ちます。
投資信託とは?
投資信託(ファンド)とは、複数の投資家から集めたお金を元手に、運用のプロが株式や債券、リート(不動産)などの金融商品に投資・運用する仕組みことです。
初心者ならインデックスファンドって言葉をよく耳にするけど、これも投資信託の一種だよ
投資信託は複数の株式・債券などのパッケージであり、少額から分散投資できるため、低リスクからの投資として初心者にも人気の投資先です。
ただし、短期トレードで利益を出すには向いていないため、10〜15年以上の長期投資が前提になるのに注意!
初心者が投資信託から投資を始めるべき理由については、以下の記事で解説しています。
投資信託の中でも低リスクで始められるインデックスファンドについては、以下の記事が役立ちます。
ETF(上場投資信託)・株式・投資信託の違い
株式・投資信託・ETF(上場投資信託)の違いは、以下の表にまとめています。
ETF(上場投資信託) | 株式 | 投資信託 | |
---|---|---|---|
上場・非上場 | 上場 | 上場 | 非上場 |
運用方法 | パッシブ・アクティブ | 株式会社に依存 | インデックス・アクティブ |
取得時間 | 9:00~11:30 12:30~15:00 (東京証券取引所) | 9:00~11:30 12:30~15:00 (東京証券取引所) | 当日15時まで |
取得価格 | 常に変動 | 常に変動 | 1日1回算出される基準価額 |
取得場所 | 証券会社 | 証券会社 | ファンドの販売会社 |
購入方法 | 証券会社を通して購入 | 証券会社を通して購入 | 販売会社を通して購入 |
費用(信託報酬) | 一般的に投資信託より低め | なし | 一般的にETFより高め |
分配金・配当金 | 分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)はなし | 配当金は課税対象 | 普通分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)は非課税 |
では、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
上場・非上場
ETF(上場投資信託)と株式は上場しているのに対して、投資信託は非上場(上場していない)です。
上場とは、企業が発行する株式を証券取引所で売買できるようにすることだったね
株式市場において企業が上場すると、以下のようなメリットがあるんだ
- 資金調達力の向上
- 信用力や知名度の向上
- 企業価値の把握
知名度が上がるため、企業への信頼が高まり、資金調達がしやすくなります。
また、日々変動する株価を通して、企業価値を客観的に評価できることも上場するメリットと言えます。
投資家にとって、そんな上場した株式やETFに投資するメリットってあるの?
- 市場価格を把握しやすい
- 透明性の向上
- 流動性の高さ
市場価値が常に言動しているため、リアルタイムで投資先の価値が評価できます。
これにより、保有している投資商品が必要かどうかをすぐに判断できれば、大きな損失を避けやすくなります。
また、市場で自由に売買できるため、流動性の高い投資商品として投資家の中で人気です。
上場すると、定期的に財務情報を公開する義務があるため、投資家は企業の業績や財務状況を把握しやすくなります(※透明性の向上)
運用方法
ETF・株式・投資信託の各運用方法は、以下の通りです。
ETF(上場投資信託) | 株式 | 投資信託 | |
---|---|---|---|
運用方法 | パッシブ・アクティブ | 株式会社に依存 | インデックス・アクティブ |
株式は株式会社の経営状況により基準価格(市場価格)が決まるため、運用状況は投資先の株式会社に依存します。
これからの成長の可能性を考えながら、株式投資を通じて企業を応援するイメージでだね
投資信託とETFは、株や債券を集めたパッケージを買って、プロに運用を任せるものです。
直接企業を応援する株式投資とは少し違うね
そして、投資信託はインデックスとアクティブ、ETFにはパッシブとアクティブのそれぞれ2種類の運用方法が適応されます。
インデックス運用 | 特定の市場指数(インデックス)に連動する運用成果を目指す運用手法のこと |
アクティブ運用 | 運用会社が株価指数などの指標(ベンチマーク)を上回る運用成果を目指す投資手法のこと |
パッシブ運用 | 市場全体の動きに連動することを目指す運用手法のこと |
プロに運用を任せるため、信託報酬と呼ばれる手数料が必要です。
初心者のうちは信託報酬を払ってでもプロに運用してもらう投資信託やETFの方が安心だね
取得時間・価格
株式とETFは、東京証券取引所の規定に沿って、9:00〜11:30と12:30〜15:00の2回で取引できます。
そして、取引価格(基準価格)はリアルタイムで更新されます(※ETFの場合は約定されたタイミング)。
一方で投資信託は、申し込みは当日15時までであり、取引価格(基準価格)は1日1回のみ算出されます。
参考
JPX 日本取引所グループ/内国株の売買制度
楽天証券/基準価額が決定するタイミングは?
取得場所・購入方法
株式とETFは「証券会社」、投資信託はファンドごとに異なる販売会社(証券会社や銀行、郵便局など)です。
株式
株式は証券取引所に上場されており、証券会社を通じて取引所で売買されます。
投資家は証券会社の窓口・ネットを通じてリアルタイムで株式を購入できるよ
購入価格は市場の需給に応じてリアルタイムで変動しているため、売買のタイミングによって損得が左右されます。
短期トレードを目的に購入する人はスキルが試されるんだね
初心者の私には難しそうだから配当や株主優待を目的に投資してみようかな
株式投資について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてもらえると幸いです。
投資信託
投資信託(非上場)は、販売会社(証券会社、銀行、郵便局など)の金融機関で購入できます。
基準価額は1日1回だけ算出されるため、購入時点で価格は確定されていません
基準価格がわからないのに購入しても大丈夫なの?
トレードやFXのようにリアルタイムで大きく変動する訳ではないから大丈夫だよ
投資信託(特にインデックスファンド)は長期・分散・積立向きの投資先であるため、初心者におすすめです。
インデックスファンドについて詳しく知りたいなら、以下の記事をご覧ください。
どのように購入すると運用成績が良くなるかについては、こちらの記事が役立ちます。
ETF(上場投資信託)
ETFは証券取引所に上場されている投資信託で、株式と同様に証券会社を通じて取引所で売買されます。
価格は市場の動きに応じてリアルタイムで変動しています
ETFは、証券会社の窓口やネットを通じて取得できます。
ETFの基礎知識を知りたい人は、以下の記事で学べます。
費用
費用については、「取得時」「運用中(信託報酬)」「売却・解約時」の3つに分類します。
ETF(上場投資信託) | 株式 | 投資信託 | |
---|---|---|---|
取得時 | 証券会社により異なる売買委託手数料 | 証券会社により異なる売買委託手数料 | ファンドや販売会社ごとに異なる販売手数料 |
運用中 (信託報酬) | 一般的に投資信託より低め | なし | 一般的にETFより高め |
売却・解約時 | 売買委託手数料 | 売買委託手数料 | 信託財産留保額や換金手数料 (※必要に応じて) |
初めての投資は投資信託って思ってたけど、信託財産留保額や換金手数料って聞きなれない単語が出てきて不安だよ
安心して、それぞれ分かりやすく説明するよ
信託財産留保額とは投資信託を解約する際に発生する費用で、解約時の基準価額から一定の割合が差し引かれるもの
一般的には「0.3%程度」ですが、差し引かれない投資信託もあります。
換金手数料とは、投資信託を途中で換金(解約)する際に投資家が直接負担する手数料のこと
要は解約手数料のことだね!
証券会社や銀行などの販売会社に対して、事務手続きの対価として支払うイメージです。
どんな目的で支払われているお金か分かれば、安心して投資できるよ
分配金・配当金
分配金・配当金って、投資先から還元されるお金のことだよね!
これは集中して聞かないと!
みんな利益の話になると真剣になるんだからw
でも、すごく大切なところだから詳しく解説するね
まず大前提として、以下の知識は押さえておきましょう。
分配金 | 投資信託による運用成績によって投資家に還元されるお金 |
配当金 | 株式投資(個別株投資)をした株主に対して、株式会社から利益に応じて支払われるお金 |
つまり、株式は配当金で、投資信託とETFは分配金が支払われるってことね
そして、分配金や配当金を受け取る種類によっては、税金がかかる(課税対象)になります。
え〜!!頑張って投資して、還元される利益にも税金がかかるの…
なんだか投資のモチベーションが下がってきたよ
税金がかからない方法についても解説するから安心して!
税金がかからない方法について詳しく知りたい人は、以下の記事を必ず読んでください。
大切な資産だからこそ、少しでも手数料や税金を押さえて利益を残したいですよね!
状況別|あなたがすべき投資先はETF?株式?投資信託?
周りがインデックスファンドが良いと言うので、私も同じように投資すれば良いっか!
ちょっと待って!その投資スタイルは危険だよ!
投資する目的や目標に応じて個別性のある投資商品を選べばないと、途中で挫折することになりかねません。
自分に最適な投資スタイルを見つけて、思い描く未来を実現するための投資ができるようになろうね!
低リスクで運用したいなら「投資信託」か「ETF」
住宅ローンとか養育費で出費があって、投資に回せるお金に限りがあるよ
少額から始めるなら何に投資すれば良いの?
それなら投資信託かETFがおすすめだよ
投資信託やETFは、取得・運用・売却(解約も含む)で必要がかかるものの、比較的低コストで運用できる投資先です。
特に購入後は、投資信託で「0.5〜2.5%」、ETFで「0.25%」程度の信託報酬を支払うことで投資のプロに運用してもらえるため、低コストで始めたい人におすすめでしょう。
具体的な投資方法については、以下の記事で解説しています。
低リスクで運用したいなら「投資信託」
投資はよく分からないので、リスクが少ないものから始めたいな!
それなら投資信託、特にインデックスファンドへの投資一択だね
インデックスファンドは、世界中の優良な株式や債券などをギュっとパッケージ化した商品です。
そのため、分散投資に優れており、長期保有(10〜15年以上)すると高確率で利益を出せることも証明されています。
リスク分散をしながら着実に資産を増やせるなら、初心者に最適な投資だね
ただし、この投資の欠点は目に見える結果が数年程度では感じられないことです。
子どもが大学に進学する際の教育費や老後資金など10〜20年先の資産を作りたい人向きの投資と言えます。
インデックスファンドの基礎知識や投資方法、注意点については、以下の記事で解説しています。
投資先銘柄を自分で選びたいなら「株式」
投資をすることで応援したい企業がある時は、どんな投資が向いているの?
株式投資がいいんじゃないかな!
株式投資なら応援したい企業の株を直接購入できるため、他の2つの投資よりも貢献度も高いでしょう!
また、配当金や株主優待など企業に直接投資したからこそ得られるメリットも沢山あります。
株主総会に参加して経営に関わることもできるんだ
初めて株式投資をするなら、聞き慣れた企業が沢山ある日本株や米国株がおすすめです。
日本株や米国株による株式投資については、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。
海外への投資がしたいなら「どれでもOK」
海外投資へも興味があるんだよね
どの投資先でも海外投資はできるよ
株式投資なら米国株などの海外株を直接購入、投資信託やETFなら地域で絞ったものや全世界株(オールカントリー)など世界中に投資することもできます。
ちなみに、どうして海外投資に興味を持ったの?
だって投資先が国内や集中投資だとリスク分散の観点から危ないかなって思って
リスク分散をするなら、国内・海外や業態、投資商品(株式や債券、リートなど)などさまざまな分散方法があります。
ただし、発展途上国などの新興国投資に偏るなどの分散投資だと、かえってハイリスクな投資になるため注意しましょう!
リスク分散したいなら、国内への投資とバランスを取りつつ、全世界株や先進国・新興国などへの投資も考えるとGOOD!
分散投資の基礎について知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
リアルタイム売買がしたいなら「株式」or「ETF」
株価や基準価格の値動きを常に把握して、リアルタイムで投資したいんだ!
それなら、株式かETFが良いと思うよ
どちらもリアルタイムで値動きが反映され、瞬時の判断で取引ができます。
そして、通勤時間や出先でも隙間時間などを活かして投資したいなら、24時間取引できるネット証券がおすすめです。
何かと便利なネット証券について詳しく知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
これからネット証券で口座開設を考えている人は、以下の記事を参考にしていただけると嬉しいです。
まとめ:ETF(上場投資信託)と株式・投資信託の違いから最適な投資先を検討しよう
今回は、これから投資を始める初心者に向けて「ETF(上場投資信託)と株式・投資信託の違い」についてざっくり解説しました。
詳細な比較表は、以下の通りです。
ETF(上場投資信託) | 株式 | 投資信託 | |
---|---|---|---|
上場・非上場 | 上場 | 上場 | 非上場 |
運用方法 | パッシブ・アクティブ | 株式会社に依存 | インデックス・アクティブ |
取得時間 | 9:00~11:30 12:30~15:00 (東京証券取引所) | 9:00~11:30 12:30~15:00 (東京証券取引所) | 当日15時まで |
取得価格 | 常に変動 | 常に変動 | 1日1回算出される基準価額 |
取得場所 | 証券会社 | 証券会社 | ファンドの販売会社 |
購入方法 | 証券会社を通して購入 | 証券会社を通して購入 | 販売会社を通して購入 |
費用(信託報酬) | 一般的に投資信託より低め | なし | 一般的にETFより高め |
分配金・配当金 | 分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)はなし | 配当金は課税対象 | 普通分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)は非課税 |
これら3つの違いが理解できれば、投資目的に応じて必要な投資先を選べます。
投資例とおすすめの投資先については、本記事の「状況別|あなたがすべき投資先はETF?株式?投資信託?」で解説していいます。
投資先に迷ったら、読み返して投資先を決めるヒントにしてみてね
投資についてわかならいことがあれば、このブログに質問をしてみてね。
以上、夢みるバクでした!