こんにちは、夢みるバクです。
2024年から新NISAを利用して資産形成中の個人投資家です!
S&P500にドルコスト平均法は本当に良いの?
みんながしているからするってので大丈夫?
海外の商品に投資は怖い…
S&P500をドルコスト平均法で投資は本当に正解?と疑う気持ちはわかります
結論、S&P500にドルコスト平均法は投資初心者におすすめの投資戦略です。
多くのプロ投資家も実践している現実的な投資方法なので、安心してください。
ただし、本記事で解説するS&P500の特徴やリスクについて理解した上で投資しないと、損をする危険性もあるため、注意しましょう。
- ドルコスト平均法でS&P500は王道である4つの理由
- S&P500の6つの特徴
- S&P500と日経平均のパフォーマンス比較
- S&P500へ投資する3つの方法
- ドルコスト平均法でS&P500に投資する3つのリスク
本記事で解説する特徴やリスクを抑えてドルコスト平均法でS&P500に投資できれば、大きな損失リスクを回避しつつ着実に資産形成できます。
老後資金として2,000万円貯めるなら、20年間で達成できるよ
また、投資すべき具体的な商品もお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
NISA投資ブロガー
夢みるバク
Webライター&ブロガー5年目|月収50〜80万円|中身は30代男性、妻子持ち|たまにバイトで医療職の人|2024年からインデックスファンドを中心に投資開始|新NISAで誰でも資産2,000万円を目指せる方法について発信しています!
ドルコスト平均法でS&P500は王道中の王道!4つの理由で解説
ドルコスト平均法でS&P500に投資する方法は、以下の4つの理由から王道中の王道と言えます。
- 米国経済全体への投資
- 長期的な成長性
- 低コストでの運用
- 簡便性と手間の少なさ
また、全銘柄・積立・NISAすべての項目でS&P500に連動したインデックスファンドが人気上位を占めています。
全銘柄 | 積立 | NISA | |
---|---|---|---|
1位 | eMAXISSlim米国株式(S&P500) | eMAXISSlim米国株式(S&P500) | eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) |
2位 | eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) | eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー) | eMAXISSlim米国株式(S&P500) |
3位 | 楽天・S&P500インデックス・ファンド | 楽天・S&P500インデックス・ファンド | 楽天・S&P500インデックス・ファンド |
参考:楽天証券/全銘柄ランキング(買付金額)、積立ランキング(設定金額)、NISAランキング(買付金額)
S&P500への投資は初心者におすすめの投資先なので「これから投資を始める」「初めての投資はどこが良いか悩んでいる」人は、ぜひ参考にしてください。
理由①:米国経済全体への投資
S&P500は米国株式市場の時価総額約80%をカバーしており、実質的に米国経済全体に投資していることになります。
つまり米国経済の80%をカバーする企業に絞って投資できる投資先ってことだね
米国は世界経済の中心でもあり、今後の成長も考慮すると優良な投資先だよ
米国の成長とともに得られるリターンが大きくなる可能性が高いことがわかります。
また、情報技術、金融、ヘルスケア、消費財など、多様な業種の企業で構成されており、特定の業種に依存せずに米国経済全体に投資できる点もS&P500の強みです。
理由②:長期的な成長性
S&P500は1957年に現在の500社の形になって以降、現在に至るまで70年近く市場のトップに君臨する優良ファンドです。
長期的に見ても一貫して上昇トレンドであり、その背景には米国経済の成長と企業の利益拡大があります。
参考:T-bow 医学博士の育児・投資・科学Web/S&P500は上がりすぎ?まだ上がる?対数チャートで確認
過去数10年を遡っても市場価値を伸ばし続けていることがわかるね
また、世界中の投資家に信頼されるベンチマーク(連動する指数)として利用されていることからも、長期的な投資を安定的に支えてくれる根拠が伺えます。
これらを理由に世界中の多くの投資家から支持され、選ばれています。
理由③:低コストでの運用
S&P500が王道であり、人気な理由の一つに、低コストで運用ができることが挙げられます。
例えば、S&P500の商品として有名なeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は「0.09372%」です。
つまり、保有資産が100万円なら年間の信託報酬は937.2円だよ
え!プロに運用を任せて年間900円ちょっとしか手数料がかからないの?
低コストかつ米国経済全体を軸に運用できるため、長期・分散投資と相性が良いことは簡単にイメージできます。
信託報酬が1%を超えるようなアクティブファンドと比較すると、年間で数千円、長期間の運用ならその差が大きく広がります。
低コストから運用開始できるため、投資リスクの気になる初心者や支出を極力抑えたい30代妻子持ちの人などの人に向いている投資商品でしょう。
参考(画像)
AERAdot./信託報酬が1.6%違うと30年でいくら差がつく? 100万円運用シミュレーション
理由④:簡便性と手間の少なさ
S&P500の良さはわかるけど、海外株だから手続きや運用が難しそう…
投資手法にもよるけど、インデックスファンドやETFとして投資するなら簡単に投資できるよ
これらの投資商品を通してS&P500に投資すれば、銘柄選定やポートフォリオの調整が不要になります。
専門知識が不要であり、銘柄選びもしないため時短で投資できることもメリットです。
また、証券会社からS&P500の商品を買う手続きは、日本株やその他商品を買う時と何も変わりません。
特に初心者は、知識が少ない状態で多くの情報に触れるため、正しい投資商品を選ぶのが難しい点に注意しましょう。
間違った商品を選ぶ心配もなく、優良商品に投資できるなら一石二鳥だね
S&P500とは?知らないと損するS&P500の6つの特徴
この章では、知らないと損する以下6つのS&P500の特徴について解説します。
- 特徴①:構成銘柄上位はGAFAM
- 特徴②:時価総額加重型の指数
- 特徴③:厳格な採用基準
- 特徴④:セクターの中心はIT・ヘルスケア
- 特徴⑤:単位はドルではなくポイント
- 特徴⑥:EPSが右肩上がり
特徴①:構成銘柄上位はGAFAM
GAFAMって何?
世界のIT市場を牽引する5つの巨大テクノロジー企業の頭文字を取った略称だよ
- G:Google (現Alphabet)
- A:Apple
- F:Facebook (現Meta)
- A:Amazon
- M:Microsoft
S&P500の銘柄TOP10は、以下の通りです(2024年9月3日現在)。
銘柄(業種) |
---|
マイクロソフト(情報技術) |
アップル(情報技術) |
エヌビディア(情報技術) |
アマゾン・ドット・コム(一般消費財・サービス) |
メタ・プラットフォームズ(コミュニケーション・サービス) |
アルファベット(クラスA)(コミュニケーション・サービス) |
アルファベット(クラスC)(コミュニケーション・サービス) |
バークシャー・ハサウェイ(金融) |
イーライリリー(ヘルスケア) |
ブロードコム(情報技術) |
*2:議決権が付与されていない株式
参考:nikko am/2024年6月21日実施S&P500トップ10指数の構成銘柄の見直し
世界を代表する企業が名を連ねているね!
S&P500全体における上位10銘柄が占める割合は30%前後であり、500社すべてに0,2%づつ均等に投資している訳ではありません。
つまり、S&P500は均等加重平均型ではなく「時価総額加重平均型」の指数を採用しているを言えます。
時価総額加重平均型については、次の見出しで解説するよ
特徴②:時価総額加重型の指数
- 時価総額が大きな銘柄ほど指数の中で大きな影響力を持つ
- 時価総額の大きさに比例して投資額が変動する
時価総額は、(株価)× (発行済み株式数)で計算できます。
つまり、S&P500の上位10銘柄は、時価総額の高い企業が人気で構成されているとわかります。
マイクロソフトやアップルって誰もが知っている有名企業だもんね
特徴③:厳しい採用基準
厳しい採用基準をクリアした一握りの企業だけがS&P500の銘柄として採用されます。
- 基準①:米国企業であること
- 基準②:時価総額が53億ドル以上であること
- 基準③:浮動株比率が最低50%であること
- 基準④:四半期連続で黒字の利益を維持していること
- 基準⑤:ユニバース全体のセクター構成に等しくなること
基準①:米国企業であること
活動拠点は海外でも良いが、企業の本社が米国に所在していることが基準になります。
資産の所在地や売上の出ている地域、上場場所なども条件に加味されます。
基準②:時価総額が53億ドル以上であること
企業の総株式価値が53億ドル(約7,000億円)以上でなければいけません。
理由は、大規模で安定した企業を選別するためです。
S&P500に相応しい規模の大きい企業だけを採用するための採用基準だね
基準③:浮動株比率が最低50%であること
市場で自由に取引できる株式(浮動株)が発行済み株式の50%以上の割合を占める必要があります。
十分な流動性を確保するためには最低50%の浮動株が必要になるからです。
浮動株が少ないってどんな状況のこと?
例えば、創業者は株の95%を保有しているみたいな感じだよ
企業内の人間が株の大半を保有していたら、株主が経営に介入する余地はなくなります。
つまり、浮動株比率が低いと流動性(風通し)の悪い企業になるということです。
基準④:四半期連続で黒字の利益を維持していること
財務的に健全な企業を選別するために、四半期連続で黒字の利益を維持していることも基準です。
しっかり利益を出せる企業でないと採用されないってことだね
利益を出し続けているからこそ、S&P500に採用され続けます。
基準⑤:ユニバース全体のセクター構成に等しくなること
ユニバース全体のセクター構成ってどういうこと?
米国株式市場全体の業種構成のことで、S&P500全体の業種バランスもこれに等しくなることが採用基準になります。
つまり、S&P500は大規模な米国株式市場の縮図のようなイメージです。
これら5つの採用基準以外にも公表されていないものがある可能性も十分あります。
特徴④:セクターの中心はIT・ヘルスケア
- IT(情報技術):26,1%
- ヘルスケア:14,2%
- 金融:12,9%
- 一般消費財:10,1%
- 資本財:8,7%
- コミュニケーション・サービス:8,1%
- 生活必需品:7,2%
- エネルギー:4,6%
- 公益事業:2,9%
- 素材:2,6%
- 不動産:2,6%
ハイテク産業を中心に様々なセクターで構成されていることがわかります。
米国産業自体の強みがハイテク産業であることがわかるね
時代によってセクターの比率は変化します。
つまり、いらない企業は淘汰され、基準を満たした優良企業は採用となります。
新陳代謝のある株価指数なんだね
上位4つのセクターに代表される企業は、以下の通りです。
セクター | 代表企業 |
---|---|
IT(情報技術) | Apple, Microsoft, NVIDIA |
ヘルスケア | Johnson & Johnson, Pfizer, UnitedHealth Group |
金融 | JPMorgan Chase, Bank of America, Wells Fargo |
一般消費財 | Amazon, Tesla, Home Depot |
誰もが知っている世界的に有名な大企業ばかりです。
特徴⑤:単位はドルではなくポイント
勘違いしている人が多いのが、S&P500の単位です。
米国株式を代表する指数であるため、ついつい「ドル」と思われがちですが、実は「ポイント」が正式な単位になります。
商品を買ったら貯まるポイントのこと?
それとは全く違って、指数の値を表す単位のことだよ
- 指数全体の値動きを示し、投資家が市場の全体的な動向を把握するために利用される
- S&P500構成銘柄株価の平均(1941年~1943年)が基準の10ポイント
- 上記基準をもとに、指数の上下をポイントで表す
ポイントが上がれば指数全体が上昇したことを意味し、構成銘柄の株価全体が上がります。
反対に、ポイントが上がれば指数全体が下がり、構成銘柄の株価全体も下がったことがわかります。
S&P500のポイントは、米国株式市場の全体的なパフォーマンスを把握するための重要な指標になります。
参考:T-bow 医学博士の育児・投資・科学Web/S&P500は上がりすぎ?まだ上がる?対数チャートで確認
S&P500が始まった1957年以降、一過性に下がることはありますが、基本的には右肩上がりに推移しています。
また、ポイントについても2021年に4000ポイントを超えて急成長しているとわかります。
特徴⑥:EPSが右肩上がり
EPSとは1株当たりの利益のことで、企業の収益性を測るために用いられます。
EPSが高いほど企業の収益性が高いよ
上下に動きは激しいものの、全体で見ると右肩上がりに上がり続けています。
つまり、S&P500に含まれる企業が利益を出し続けている証拠だね
利益を出し続ける優良企業のみで構成されており、新陳代謝が良いため、S&P500自体のEPSが高くなります。
利益の出せる企業は参加して長期的に活躍し、一方の利益の出せなかった企業は除外される厳しい世界だからこそ、S&P500の価値を維持できます。
新陳代謝がうまく機能していない指数は、ゾンビ起業(EPSが悪く、足を引っ張っている企業)が居座っているから伸びないと言われています。
【米国VS日本】S&P500と日経平均のパフォーマンス比較
S&P500がすごいことは十分わかったけど、他と比べてどうなの?
それなら日本を代表する指数「日経平均」と比較してみよう!
参考:マネックス証券/S&P500とは?NYダウとの違いやチャート比較でわかりやすく解説!
グラフからもわかる通り、S&P500のパフォーマンスは日経平均の約16倍です。
- 1987年:ブラックマンデー
- 2000年代初期:ITバブル崩壊
- 2008年:リーマンショック
- 2020年3月:コロナショック
これらの経済危機を乗り越え成長し続けていることから、S&P500のベースとなる米国経済の強さが伺えます。
一方、日経平均は1980年代後半のバブル期に急上昇した後、1990年代以降は停滞期が続いています。
2012年以降、アベノミクスの影響などで回復傾向にありますが、S&P500ほどの成長は見られていません。
S&P500へ投資する3つの方法
S&P500が優良な指数ってのはわかったから、実際に投資する方法を教えてほしいな
- インデックスファンド(投資信託)
- ETF (上場投資信託)
- CFD (差金決済取引)
- 個別銘柄
方法①:インデックスファンド(投資信託)
S&P500が連動指数のインデックスファンド(投資信託)を通じて、S&P500に投資できます。
投資初心者におすすめの方法で、代表的なインデックスファンドは以下の通りだよ
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) / 三菱UFJアセットマネジメント
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド / SBIアセットマネジメント
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド / 楽天投信投資顧問
- インデックスファンドS&P500(アメリカ株式) / 日興アセットマネジメント
- iFree S&P500インデックス / 大和アセットマネジメント
- iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド / ブラックロック
- Smart-i S&P500インデックス / りそなアセットマネジメント
インデックスファンドは特定の指数(インデックス)に連動して運用成績を上げるパッシブ運用をします。
コツコツ着実に資産形成したい長期志向のバイ・アンド・ホールド(買い持ち)投資家に魅力的な商品です。
インデックスファンドについては、以下の記事で解説しています。
方法②:ETF (上場投資信託)
インデックスファンドと同じように、指数に連動して運用成績を上げる投資商品としてETFがあります。
インデックスファンドとの違いがわからないよ
ETFは上場株式であるため、インデックスファンドと以下の違いがあります。
ETF(上場投資信託) | 投資信託 | |
---|---|---|
上場・非上場 | 上場 | 非上場 |
運用方法 | パッシブ・アクティブ | インデックス・アクティブ |
取得時間 | 9:00~11:30 12:30~15:00 (東京証券取引所) | 当日15時まで |
取得価格 | 常に変動 | 1日1回算出される基準価額 |
取得場所 | 証券会社 | ファンドの販売会社 |
購入方法 | 証券会社を通して購入 | 販売会社を通して購入 |
費用(信託報酬) | 一般的に投資信託より低め | 一般的にETFより高め |
分配金・配当金 | 分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)はなし | 普通分配金は課税対象 元本払戻金(特別分配金)は非課税 |
要はETFの方が柔軟性の高い商品ってことだね
- VOO(バンガード・S&P500 ETF):バンガード
- SPY(SPDR S&P 500 ETF TRUST):ステート・ストリート
- IVV(iShares Core S&P 500 ETF):ブラックロック
世界を代表する運用会社が提供するS&P500に連動するETF商品です。
詳しい内容は以下の記事で解説していますが、インデックスファンドよりも信託報酬が安く、低コストでS&P500に投資したい人に向いています。
方法③:個別銘柄
S&P500を構成する個別銘柄にスポットをあてて投資する方法もあります。
500銘柄すべてに投資するのは現実的ではないから、優良銘柄に絞るってことだね
- Microsoft:情報技術
- Apple:情報技術
- Amazon.com:一般消費財・サービス
- Meta Platforms(Facebookの親会社):コミュニケーション・サービス
- Alphabet(Googleの親会社):コミュニケーション・サービス
これらS&P500に投資するいずれの方法をとるにしても証券会社で口座開設するところがスタートです。
もし始めるなら、非課税になるNISA制度を活用した方が断然お得だよ
口座開設できる代表的な証券会社については、以下の記事にまとめたので、ぜひご活用ください。
ドルコスト平均法でS&P500に投資する3つのリスク
ドルコスト平均法でS&P500に投資する場合、以下の3つに注意しましょう。
リスクを理解した上で投資できれば、大きく資産を失う確率を下げることができるよ
- 為替リスク
- 市場リスク
- 集中リスク
リスク①:為替リスク
為替リスクとは、外国通貨と自国通貨の交換比率(為替レート)が変動することで、お金の価値が変わってしまうリスクのことです。
例えば、海外旅行に行って100ドルを10,000円で両替したとします。
旅行中に為替レートが変わり、帰国時に100ドルが9,000円になっていたら、1,000円分の損をしたことになります。
お金の価値って常に変動しているんだね
為替リスクを正確に予測して投資商品を買うことは難しい一方、長期的に投資商品を保有するなら一時的な為替変動は気にしなくても良いでしょう。
つまり、ドルコスト平均法を始めたら途中で投げ出さないことが重要
インデックスファンドをドルコスト平均法で積み立てる方法だね
経済ニュースや時代背景を考慮しつつ、長い時間をかけて最終的な出口を見つける方が為替リスクを考慮した戦略になります。
出口戦略については、以下の記事で解説しています。
リスク②:市場リスク
市場リスクとは、市場全体の変動によって生じる投資対象の価値変動リスクのことです。
市場はどんなことに影響されて変動するの?
カテゴリー | 具体的な要因 |
---|---|
経済指標 | • GDP成長率 • 雇用統計 • インフレ率 • 消費者信頼感指数 |
金融政策 | • 中央銀行の金利決定 • 量的緩和や引き締めの実施 |
政治的イベント | • 選挙結果 • 法律や規制の変更 • 国際紛争や外交関係の変化 |
企業業績 | • 四半期決算の発表 • 業績予想の修正 |
技術革新・産業構造 | • 新技術の登場 • 産業の衰退や成長 |
自然災害・疫病 | • 地震、台風などの災害 • パンデミックの発生 |
市場心理 | • 投資家のリスク選好度の変動 • 投機的な動きや群衆心理 |
国際経済・金融環境 | • 為替レートの変動 • 国際的な金融危機 |
商品価格 | • 原油価格の変動 • 農産物や金属価格の変化 |
地政学的リスク | • 戦争や紛争の勃発 • 貿易摩擦や経済制裁 |
市場リスクは、安全性の高い分散投資(S&P500のインデックスファンドに投資)であっても影響します。
そうは言っても、対策がないのに投資するのは怖いよ
市場リスクを最小限に抑えるためにも長期投資によるドルコスト平均法が良いよ
市場変動による株価の動きに一喜一憂することなく、虎視眈々(こしたんたん)と積立て資産を増やしていきましょう。
リスク③:集中リスク
S&P500に投資できれば、米国経済全体に分散投資しているから集中リスクの心配はないのでは?
米国経済を代表する指数に投資という意味では集中リスクは十分回避できているね
ここでは、S&P500だけに全資産を投資しているための集中リスクについて解説します。
世界恐慌のような大規模な経済危機が発生した場合、S&P500の価値が大きく下落するリスクがあります。
価値が大きく下落すると連動した銘柄も下落するため、S&P500一本に投資していた人は、含み損(損益)になるでしょう。
ポートフォリオが複雑化するのは嫌だから、多銘柄は買いたくないし、何か良い方法はないの?
それなら投資と現金の両方で資産管理するのがおすすめだよ
様々な投資商品(株式・債券・投資信託、ETFなど)に分散投資するアセットアロケーションという考え方もあります。
しかし、初心者がするとポートフォリオが複雑化して、かえって資産管理しにくくなるデメリットがあります。
一方で、S&P500に連動した投資信をドルコスト平均法で運用しつつ、貯金などの現金資産をある程度確保しておければ、有事の事態でも柔軟に対応可能です。
ドルコスト平均法でS&P500に投資した際の資産推移
2002年10月1日〜2022年9月30日のデータをもとに、S&P500に毎月3万円ずつドルコスト平均法で積み立てた場合の資産推移は、以下の通りです。
積立期間 | 積立元本 | 資産総額 | 損益 | 収益率 |
---|---|---|---|---|
5年 | 180万円 | 256万円9,126円 | 76万9,126円 | 42,73% |
10年 | 360万円 | 711万円6,100円 | 351万6,100円 | 97,67% |
20年 | 720万円 | 2313万2,577円 | 1593万2,577円 | 211,29% |
毎月3万円ずつ20年間積み立てれば、2313万円(※元本720万円)になるの?
そのため、30代で投資するのは遅いと感じているなら、それは勘違いです。
老後2,000万円問題と騒がれましたが、毎月3万円積み立てるだけで解決できるなら、現実的な投資ではではないでしょうか?
まとめ:S&P500連動商品にドルコスト平均法で積立がベスト!
今回は、これから投資を始める初心者に向けて「ドルコスト平均法でS&P500へ投資」についてざっくり解説しました。
ドルコスト平均法でS&P500は王道中の王道です。
- 米国経済全体への投資
- 長期的な成長性
- 低コストでの運用
- 簡便性と手間の少なさ
S&P500は1957年の開始以降、右肩上がりのパフォーマンスであり、米国経済を代表する指数を牽引しています。
S&P500の新陳代謝は高く、参加する個々の企業のEPSも高いからこそのパフォーマンスだね
投資初心者がS&P500に投資するなら連動するインデックスファンドがおすすめです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) / 三菱UFJアセットマネジメント
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド / SBIアセットマネジメント
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド / 楽天投信投資顧問
- インデックスファンドS&P500(アメリカ株式) / 日興アセットマネジメント
- iFree S&P500インデックス / 大和アセットマネジメント
- iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド / ブラックロック
- Smart-i S&P500インデックス / りそなアセットマネジメント
実際、毎月3万円ずつ20年間投資できれば、資産総額は「2313万円(※元本720万円)」になります。
積立投資は早ければ早いほど資産総額が高くなるから、迷っているなら今日から投資してみるのも手だよ
まだ、口座開設がお済みでなければ、以下のリンクからできます。
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その他、おすすめの証券会社については、以下の記事で解説しています。
ネット証券に馴染みのない人でも、20分程度で簡単に手続きができて即日投資開始できます!
投資についてわかならいことがあれば、このブログに質問をしてみてね。
以上、夢みるバクでした!