こんにちは、夢みるバクです。
2024年から新NISAを利用して資産形成中の個人投資家です!
アメリカのインデックスファンドが良いって聞くけど、なぜなの?
みんなが投資する理由を知りたい!
海外のインデックスファンドに投資するのは不安…
初めて海外インデックスファンドに投資する時って緊張や不安でいっぱいだよね
そこで本記事では、投資初心者向けに以下の内容についてお伝えします。
- アメリカ(米国株)のインデックスファンドとは
- アメリカのインデックスファンドのメリット・デメリット
- アメリカの優良インデックスファンドを選ぶ方法
- 代表的なアメリカのインデックス4選
- アメリカのインデックスファンドに関するよくある質問
アメリカは世界経済の中心であり、今もなお経済成長し続けています。
そのため、優良インデックスファンドに投資すれば経済成長の恩恵を受けられ、安定的に資産を増やせるでしょう。
この記事を読めば、安心してアメリカのインデックスファンドに投資できるようになるので、ぜひ一読ください。
NISA投資ブロガー
夢みるバク
Webライター&ブロガー5年目|月収50〜80万円|中身は30代男性、妻子持ち|たまにバイトで医療職の人|2024年からインデックスファンドを中心に投資開始|新NISAで誰でも資産2,000万円を目指せる方法について発信しています!
アメリカ(米国株)のインデックスファンドとは
アメリカのインデックスファンドとは、アメリカ国内の株式で構成された指数に連動する投資信託のことです。
代表的なものに、S&P500やNYダウなどがあります。
では、アメリカ市場の特徴やアメリカのインデックスファンドに投資する魅力について解説します。
アメリカ市場の特徴
アメリカは世界経済の中心であり、世界全体のGDP(国内総生産)の約25%を占めています。
世界経済の1/4を占めるのは頼もしい経済大国の証拠だね
アメリカの主な株式市場はニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NASDAQ)であり、時価総額ベースは2つ合わせて「約51兆2762億ドル」、日本円で「約7,399兆円」の規模です。
もう規模が大きすぎて分からないね
国際取引所連盟のデータによれば、米国の株式市場は世界市場全体の約47%をシェアしており、東京証券取引所の約6%と比較してもその規模は圧倒的です。
つまり、アメリカはGDPや株式市場において、規格外の規模であるということです。
これが、経済成長の恩恵に投資するインデックス投資家にとって魅力的であることは間違いありません。
アメリカのインデックスファンドに投資する魅力
アメリカのインデックスファンドへの投資は、世界最大の株式市場に低コストかつ分散投資できることが魅力です。
S&P500などの主要指数に連動するファンドは、米国経済全体の成長による恩恵を受けて、長期的に安定したリターンを狙えます。
S&P500は1957年に開始され、以降はずっと右肩上がりで成長しているよ
参考:SOKEI Group/米国株式インデックスファンドを長期で保有しましょう
リーマンショックやコロナショックの後でも、むしろ経済成長しているね!
また、運用コストが低く、個別銘柄選択のリスクを抑えられるため、初心者にも適しています。
イノベーションを牽引する大手テクノロジー企業への投資機会も得られ、グローバル経済の中心である米国市場の恩恵を受けられるのも強みでしょう。
アメリカ(米国株)インデックスファンドの5つのメリット|投資初心者におすすめ
アメリカ(米国株)インデックスファンドのメリットは、以下の5つです。
- 配当利回りが高く資産が増えやすい
- 米国経済全体に分散投資できる
- 少額から数100社に投資できる
- ほったらかし投資ができる
- 透明性が高く初心者でもい分析しやすい
メリット①:利回りが高く資産が増えやすい
1日でも早く資産を増やしたいよ
インデックスファンドへの投資は長期戦だから、そう思うのも仕方ないね
1日でも早く資産を増やすなら米国株式インデックスファンドがおすすめです。
なぜなら、アメリカの企業は株主への利益還元を重視する傾向があるからです。
もっと投資してもらいたいからこそ、最大限利益を還元して投資家の資産を増やすことに注力しています。
多くの企業が積極的に配当を支払っており、これら配当はインデックスファンドを通じて投資家に還元されます。
資産が増えやすいインデックスファンドなら、もっと投資したいと思うのは自然の流れだよね
投資家からの資金が増えれば増えるほど、還元率などのパフォーマンスが高いファンドになるよ
メリット②:米国経済全体に分散投資できる
世界経済の中心である米国経済に分散投資できるのも、アメリカのインデックスファンドに投資するメリットです。
例えば、アメリカを代表する指数のS&P500には、アメリカ国内の500社の優良企業が選ばれています。
GAFAMなんかが代表的な企業だね
- G:Google
- A:Amazon
- F:Facebook(現Meta Platforms, Inc)
- A:Apple
- M:Microsoft
誰に聞いても知っているような超有名企業だね
これらの優良企業500社すべてに分散投資できれば、1つの企業の業績が下がっても、他の企業がカバーして全体として利益が出る仕組みになっています。
また、構成企業のセクター(業種)も情報技術(IT)、ヘルスケア、金融など様々であり、アメリカへの集中投資を除けば、他は分散投資によるリスク分散ができていると言えます。
投資をする以上、元本割れのリスクはありますが、正しい投資先を選べればその確率を大幅に下げられます。
メリット③:少額から投資できる
投資って初期投資でまとまった資金が必要なんでしょ?
投資にはリスクが伴うのに最初から大金は使えないよ
それは勘違いだよ
今は100円から投資が始められる時代だよ
例えば、大手ネット証券で口座開設すれば、米国インデックスファンドは100円から投資できます。
つまり、まとまった資金がない、お金を失うリスクを考えると投資までの一歩が踏み出せないという人でも始めやすくなっています。
仮に、アメリカへのインデックス投資が向いていないなら、その時点で辞めても損失額は数百〜数千円程度で済むでしょう。
むしろ、その数百円でもほったらかし運用すれば、まとまった金額に化ける可能性もなくはないよ
投資期間が資産の増加率に直結する投資では、少額からもで早く始めた人の方が資産が高くなります。
数百円でも塵も積もれば山となるで、十数年後にまとまった資金になれば、養育費や子どもの結婚資金、夫婦の旅行など使い道が自由なお金を作れます。
大手ネット証券で口座開設をお考えの方は、以下の記事が参考になります。
メリット④:ほったらかし投資ができる
投資の勉強は難しそう…
日々忙しくて、勉強する時間はないよ
仕事や子育てが忙しく、プライベートを充実させたいなら、いくら時間があっても足りないよね
ましてや投資の勉強や実際に運用に費やせる時間を捻出できる人もそう多くはないでしょう。
特に、30〜40代の子育て中の人は、会社では中堅として上司の期待も強く、責任重大な仕事を任せられる世代です。
帰宅しても子どもと過ごす時間や趣味などプライベートも大切にしたいのは当たり前です。
そんな人にこそアメリカのインデックスファンドに投資がおすすめだよ
インデックスファンド(投資信託)での資産形成は、長期投資が前提であるため、細かな値動きや市場動向を常に気にする必要はありません。
重要なのは、長期運用で着実に資産を増やしてくれるインデックスファンドを選べることです。
また、本記事の冒頭でも解説した通り、アメリカは世界経済の中心です。
その世界経済の中心であるアメリカの経済成長の恩恵を受けられるのが、アメリカ(米国株式)のインデックスファンドです。
つまり、最小限の学習コストで最大限の利益を得ることができるってことだね
優良なインデックスファンドを選ぶためのポイントは、本記事「【失敗しない】アメリカのインデックスファンドを選ぶ4ステップ」で解説しています。
メリット⑤:透明性が高く初心者でもい分析しやすい
「有名だから」「皆が投資しているから」、こんな考えで投資先を選ぼうとしていませんか?
こんな方法で投資先を選ぶと必ず後悔します!
でも、投資について右も左も分からないのに何を目安に選べばいいんだよ
そんな人にこそ、透明性の高いアメリカのインデックスファンドが向いているよ
- 運用方針が明確である
- 保有銘柄が後悔されている
- パフォーマンスの比較が簡単にできる
- 運用コストが低く&わかりやすく表記されている
- 頻回に情報開示されている
- 値動きの予測がしやすい
透明性が高いとは、つまりインデックスファンドの分析に必要な情報が集めやすいということです。
例えば、アメリカを代表する連動指数のS&P500は、構成銘柄(企業)や業種(セクター)などをすべて公開しています。
これまでのパフォーマンスも調べてば簡単に分かり、最新情報を入手するのもそう難しくはありません。
そのため、投資初心者でも分析しやすく、値動きの予測がしやすいメリットがあります。
普段、皆さんも内容の分からない保険やネット商材は買いませんよね
だって怪しさ満載だよ、そんなもの!
一方で透明性が高ければ、判断材料は多い分、買いやすいよね
その点、アメリカのインデックスファンドは透明性の高い商品が多く、初心者でも購入しやすい特徴があります。
初心者におすすめのアメリカの優良指数は、本記事「代表的なアメリカのインデックスはコレ!優良な4つの指数」で解説しています。
アメリカ(米国株)インデックスファンドの5つのデメリット|プロ投資家も注意
アメリカ(米国株)インデックスファンドのデメリットは、以下の5つです。
- 元本割れの可能性がある
- 短期間で大きな利益を得られにくい
- 為替変動リスクがある
- 集中投資になる
- 指数の構成銘柄の入れ替えによる影響がある
デメリット①:元本割れの可能性がある
投資を始めるか迷う要因として、元本割れリスクが挙げられます。
せっかく投資したお金が減るところをただただ見るだけしかできないのは辛いよ
特に銀行預金に慣れている日本人にとって、値動きの大きい投資は目減りが目立ち、運用自体に前向きになれない人も少なくありません。
確かに投資をする以上、元本割れしても自己責任の世界なので仕方ありません。
しかし、長期・積立・分散投資ができれば元本割れリスクは大幅に軽減できます。
金融庁のデータによると元本割れリスクは、積立・分散投資する期間が5年間だと「10%程度」、20年間だと「0%」と示しています。
つまり、一度購入したら何があっても運用し続けるのが良いということです。
短期間で見れば指数が下がり目減りしていますが、長期的に見て資産が増えていればOKと考えるのが投資なので、気長に運用できる人に向いているでしょう!
デメリット②:短期間で大きな利益を得られにくい
もっと短期的に投資で資産を増やせればな…
残念だけどインデックスファンドで投資する以上、短期的な資産形成は望めません
というのも、投資はプラスサムゲームといって、長期的に参加者全員がプラスになるためのゲームです。
経済成長による利益は参加者全員に少しずつ富の再分配をして、長い時間をかけて少しずつ着実に資産を増やしていけます。
もし、短期的に資産を増やしたいなら、投資ではなく投機(ギャンブル)がありますが、資産を失う可能性もあるためおすすめしません。
投機はゼロサムゲーム、皆の資産を集めて、成績の良い人に集めた資産を、成績の悪い人は何もなし
誰かが得をする裏で、その分だけ損している人がいます。
お金の増やし方としてもあまり気持ちの良いものではないね…
一方のインデックス投資なら再現性も高く、誰かの損得もないため、皆が笑って資産形成できます。
そのため、短期的な資産は自己資本(労働)により集めて、長期的な資産は投資に任せるスタンスが良いでしょう。
デメリット③:為替変動リスクがある
為替変動リスクとは、外貨建て資産(米国インデックスファンドなど)の価値が変動するリスクのことです。
為替相場が変動は、以下の4つ取引で決まります。
- 経常取引:国際的な物やサービスの輸出入による取引
- 資本取引:国境を越えたお金の移動、主に投資に関する取引
- 投機的取引:為替レートの変動を利用して利益を狙う短期的な取引
- 為替介入:政府や中央銀行が市場に介入して自国通貨の価値を調整する行為
簡単に言うと、お金の価値は日々変化しており、その影響で投資商品の価値も変わっているということです。
為替変動により円安・円高になりますが、その際の購入について以下の表を見ながら考えてみましょう。
円安・円高時のインデックスファンドの購入について | |
---|---|
円安 | 日本円の価値が下がっているため、同じ金額でも外貨建て商品の購入量が減る |
円高 | 日本円の価値が上がっているため、同じ金額でも外貨建て商品の購入量が増える |
ただし、これらの為替変動リスクを気にしていたら、いつまで経っても購入に踏み切れません。
そこで、以下の条件を守ってドルコスト平均法で購入できれば、購入時の為替変動リスクは回避可能です。
- 20年以上の長期投資
- リスク許容度の範囲内で投資
- 低コスト&分散投資のできる優良インデックスファンドに投資
「デメリット①:元本割れの可能性がある」でも解説しましたが、金融庁によると20年以上の期間で積立・分散投資ができれば、元本割れリスクが0%になります。
つまり、為替変動リスクの影響を時間尾長さと定期積立で緩和できるってことだね
その上で、低コスト&分散投資のできる優良インデックスファンドに、リスク許容度の範囲内で投資できれば、高確率で為替変動リスクを回避できます。
デメリット④:集中投資になる
アメリカのインデックスファンドには、投資先の地域がアメリカだけに限定される集中投資のリスクはあります。
投資先の地域は集中すると何が危険なの?
その地域の経済状況や地政の影響を直に受ける可能性があるよ
アメリカ経済(ファンドを構成する企業の業績)が低迷した場合、ファンド全体のパフォーマンスが低下します。
また、政治情勢や国際関係の変化がファンドの価値に与える影響も大きいでしょう。
一方で、全世界株式に分散投資していれば、アメリカ経済の悪化時も他国経済がカバーし、ファンド全体の価値を維持できます。
このように聞くと分散投資の重要性も理解できそうですね。
分散投資については、以下の記事で詳しく解説しています。
デメリット⑤:指数の構成銘柄の入れ替えによる影響がある
指数の構成銘柄はパフォーマンスの良いものへと常に入れ替わっています。
最初に選ばれた企業がずっと牽引していくんだと思ってたよ
結果を残し続けないと指数としての価値がないから、常に良い企業を採用し、悪い企業は外しているんだよ
そして、構成銘柄が変わったタイミングでファンドのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性も十分考えられます。
何100社で構成される指数なら1〜2社の入れ替わりで大きくパフォーマンスが落ちるとは考えにくいです。
しかし、構成銘柄が少ない指数に連動するインデックスファンドを選ぶと、その影響力は強くなるでしょう。
【失敗しない】アメリカのインデックスファンドを選ぶ4ステップ
世界経済の中心であるアメリカのインデックスファンドですら万能ではありません。
しかし、この章でお伝えする内容を理解できれば、インデックスファンド選びで失敗する確率を大幅に減らせます。
以下の4つのステップ別で解説するので、ぜひ実践してみてください。
- ステップ①:連動指数を選ぶ
- ステップ②:運用コストを確認する
- ステップ③:純資産総額を確認する
- ステップ④:トラッキングエラーを確認する
ついでに、以下の目安を意識して選ぶと優良ファンドである可能性が高いよ
指数 | 運用コスト | 純資産総額 | トラッキングエラー |
---|---|---|---|
メジャーなもの | 低い | 高い | 小さい |
ステップ①:連動指数を選ぶ
インデックスファンドを選ぶなら、まずは指数選びからです。
人気のインデックスファンドを選ぶだけじゃダメなの?
なぜそのインデックスファンドが人気なのかを理解できれば問題ないよ
例えば、アメリカのインデックスファンドを代表する指数としてS&P500やNYダウなどがあります。
投資初心者のうちは、世界の代表的な株価指数から選ぶ、なぜ優良指数かを考えてみると勉強になります。
参考:楽天証券/知ってるようで実は知らない!?インデックス投資で肝心の株価指数の選び方
どんな企業や業種(セクター)で構成され、成長グラフの推移なども参考になります。
注意点として、優良な指数に連動するからといって優良インデックスファンドとは限りません。
指数選びは大損しないための土台作りのようなものなんだね!
有名シェフの素晴らしいレシピ(優良指数)があっても、そのレシピを使って料理を作る人(インデックスファンド)によって味は変わってくるのと同じです。
優良指数を選べれば、それだけで優良インデックスファンドを選べる確率を高められます。
ステップ②:運用コストを確認する
インデックス投資は10〜15年以上かけて資産形成する投資方法です。
そして、細かい値動きや経済状況を加味した決断をプロに任せる代わりに信託報酬という手数料を毎月支払っています。
つまり、運用し続ける限り信託報酬がかかり続けるってことだね
信託報酬は優良インデックスファンドの方が安い傾向にあります。
なぜなら、優良インデックスファンドほど純資産総額が大きく、運用コストを多くの投資家で分担でき、1人あたりの負担を抑えることができるためです。
例えば、S&P500に連動するeMAXIS Slim 米国株(S&P500)の信託報酬は「0.09372%以内(※2024年9月現在)」です。
月3万円の積立投資をしたとして、1年間の信託報酬は「337円」です。
「0.09372%以内」が高いか安いか分からないよ…
一般的な信託報酬の平均が0,1~0,3%なので、かなり安いよ
eMAXIS Slim 米国株(S&P500)は日本国内でも優良とされている米国株式インデックスファンドで、資産規模や信託報酬の観点からも初心者におすすめの投資先です。
長期投資をするからこそ、塵も積もれば山となる信託報酬は抑えて運用したいものです。
ステップ③:純資産総額を確認する
指数を選び、運用コストを確認したら、次に純資産総額も見ておきましょう。
基本的には純資産総額が高い方が優良インデックスファンドである可能性が上がります。
理由としては、以下の2点です。
- 長期的に安定して資産を増やせる
- 市場動向の変動に左右されにくい
純資産総額が大きいと不況や経済ショックなど市場動向の変動にも柔軟な対応ができ、ファンド存続や安定した運用をしやすいでしょう。
その結果、投資家も長期的に安定して資産を増やせます。
また、運用会社の経営基盤が安定している裏付けであり、長期的に見て好成績な運用パフォーマンスを期待できます。
ステップ④:トラッキングエラーを確認する
最後にトラッキングエラーについても確認しましょう。
投資初心者ほどトラッキングエラーを見落としがちなので、これが見れるようになるだけでもかなりレベルの高い目利きができるようになります。
それなら、しっかり抑えておこうかな!
でも、トラッキングエラーって何なんだよ…
投資初心者の人でも分かるように説明するから安心して
トラッキングエラーとは、実際の指数の動きとインデックスファンドの運用実績との差です。
優良インデックスファンドほど指数とのトラッキングエラーが少なく、安定した運用ができています。
指数に近い運用成績をだしてくれれば、投資初心者でも今後の期待値なども予測しやすいね!
例えば、NASDAQ100(リターン15%/年)の指数を目標にしているインデックスファンドのリターン15,02%だった場合、0,2%の差がトラッキングエラーになります。
何でトラッキングエラーが生じるの?
運用会社がファンドを運用するコストがかかるからだよ
投資家から集めた資金を指数に連動するために100%使えれば良いですが、実際はファンドを継続するためのコストなどもかかります。
また、指数と全く同じタイミングで同じ決断をできないため、多少のタイムラグが生じることもトラッキングエラーの原因でしょう。
つまり、トラッキングエラーが少ないってことは、運用会社の腕が良いってことだね!
トラッキングエラーについては各証券会社の商品個別ページで確認できます。
楽天証券(SBI・V・S&P500インデックス・ファンド)の場合は、以下の表示です。
参考:楽天証券/SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 投資信託
代表的なアメリカのインデックスはコレ!優良な4つの指数
代表的なアメリカのインデックスファンドは、以下の4です。
S&P500 | NYダウ | NASDAQ100 | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス | |
---|---|---|---|---|
構成 | 米国の大型株500銘柄 | 米国を代表する30銘柄 | ナスダック株式市場に 上場する大型株100銘柄 | 米国株式市場の大型株から 小型株までを網羅 |
設置日 | 1957年 | 1896年 | 1985年 | 2011年 |
発表会社 | S&Pダウ・ジョーンズ ・インデックス社 | ダウ・ジョーンズ社 | ナスダック社 | シカゴ大学 証券価格調査センター |
算出方法 | 時価総額加重平均型 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
組入銘柄数 | 500 | 30 | 100 | 約4,000 |
分類 | 大型 | 大型 | 大型 | 大型・中型・小型 |
では、それぞれの特徴についてお伝えします。
指数①:S&P500
S&P500は、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している企業のうち、時価総額や浮動株時価総額などの条件を満たした500社の銘柄で構成されています。
構成企業としてGAFAMが有名だね
- G:Google(コミュニケーション・サービス)
- A:Apple(情報技術)
- F:Facebook(コミュニケーション・サービス)
- A:Amazon(一般消費財・サービス)
- M:Microsoft(情報技術)
誰でも知っている優良企業で構成されているんだね!
厳しい採用基準を満たした優良企業だけがS&P500に採用されます。
- 基準①:米国企業であること
- 基準②:時価総額が53億ドル以上であること
- 基準③:浮動株比率が最低50%であること
- 基準④:四半期連続で黒字の利益を維持していること
- 基準⑤:ユニバース全体のセクター構成に等しくなること
これらの基準を満たした優良企業のみで構成されているS&P500は、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。
また、浮動株修正後の時価総額加重平均で指数が算出されるため、米国全体の市場動向を反映しやすいインデックス(指数)と言えます。
時価総額加重平均って何?
時価総額加重平均とは、各銘柄の時価総額(株価×発行済株式数)に応じて、指数における各銘柄のウェイトを決定する株価指数の算出方法のことです。
これにより各銘柄の株価平均が求められます。
S&P500に連動するおすすめのインデックスファンドは、以下の2つです。
運用コスト (信託報酬) | 純資産総額 | 新NISA | |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.09372%以内 | 4兆9730億円 | 対応 |
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | 1兆6596億円 | 対応 |
参考2:SBI証券/SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
※2024年9月現在
S&P500についてより詳しく知りたい人は、以下の記事が参考になります。
指数②:NYダウ
NYダウとは、ダウ・ジョーンズ工業株価平均のことで、ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場しているアメリカ各業種の代表的な30銘柄により構成されています。
ダウ平均株価やニューヨークダウとも呼ばれているよ
- Apple(情報技術)
- Amazon(一般消費財・サービス)
- マクドナルド(飲食)
- コカコーラ(飲食)
- American Express(クレジットカード)
参考:Bloombery
株価の平均は、構成銘柄の株価合計を銘柄数で割るだけの株価平均型で算出しています。
そのため、株価が高い銘柄ほど組入率が高ります。
NYダウに連動するおすすめのインデックスファンドは、以下の2つです。
運用コスト (信託報酬) | 純資産総額 | 新NISA | |
---|---|---|---|
My SMT ダウ・ジョーンズ・インデックス(ノーロード) | 0.0968% | 49億2900万円 | 対応 |
iFreeNYダウ・インデックス | 0.2475% | 716億4800万円 | 対応 |
参考2:楽天証券/iFree NYダウ・インデックス
※2024年9月現在
指数③:NASDAQ100
NASDAQとは、全米証券協会が運営するアメリカを代表する株式市場です。
そして、NASDAQ100はNASDAQ市場に上場している約3,000〜4,000銘柄のうち、金融業を除く時価総額上位100社で構成されてた指数のことです。
- G:Google(コミュニケーション・サービス)
- A:Apple(情報技術)
- F:Facebook(コミュニケーション・サービス)
- A:Amazon(一般消費財・サービス)
- M:Microsoft(情報技術)
NASDAQ100の時価総額の大部分も上記5社(GAFAM)が占めています。
GAFAMは21世紀を代表する企業といっても良いくらいすごいんだね
株価の平均は、各銘柄の時価総額(株価×発行済株式数)に応じて指数における各銘柄のウェイトを決定する株価指数の算出する時価総額加重平均です。
NASDAQ100に連動するおすすめのインデックスファンドは、以下の2つです。
運用コスト (信託報酬) | 純資産総額 | 新NISA | |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(NASDAQ100) | 0.2035% | 1兆1446億4000万円 | 対応 |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% | 1277億万円 | 対応 |
参考2:大和アセットマネジメント/iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
※2024年9月現在
指数④:CRSP USトータル・マーケット・インデックス
CRSP USトータル・マーケット・インデックスとは、アメリカの株式市場に上場している大・中・小型株(約4,000銘柄)の指数です。
アメリカ株式市場全体に余すことなく投資したい人は、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するインデックスファンドを選ぶと良いでしょう。
- G:Google(コミュニケーション・サービス)
- A:Apple(情報技術)
- F:Facebook(コミュニケーション・サービス)
- A:Amazon(一般消費財・サービス)
- M:Microsoft(情報技術)
これらの大型〜小型株企業までほぼすべて網羅されており、分散投資の観点からも優れた指数と言えるでしょう。
CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するおすすめのインデックスファンドは、以下の2つです。
運用コスト (信託報酬) | 純資産総額 | 新NISA | |
---|---|---|---|
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | 2604億2500万円 | 対応 |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 15兆2435億6000万円 | 対応 |
参考2:楽天証券/楽天・全米株式インデックス・ファンド
※2024年9月現在
アメリカの優良インデックスファンドが買えるおすすめ証券会社5選
ネット証券で口座開設するなら、以下の5社がおすすめです。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
詳しい内容は、以下の記事で解説しています。
各社を比較検討した結果、自身に最適な証券会社を選べるので、ぜひご活用ください。
ライフプランに合わせたアメリカのインデックスファンド活用事例
大体の投資先は決めたけど、自分のライフプランに合ったものか微妙なんだよね
どの時点でどれくらいの資産を築きたいのかを明確にし、それに合った商品を選ぶことが重要だよ
以下の2つの活用事例を参考に、自分のライフプランに合わせたインデックスファンドが選べるようになりましょう。
- 学費の準備に向けた投資戦略(10〜15年後の資金)
- 老後資金のための長期投資プラン(20〜40年後の資金)
活用事例①:学費準備(10〜15年後の資金)
子どもが大学に行くなら、大金が必要そうだよ
それなら学費準備のための投資戦略について一緒に考えてみよう!
- 子ども(5歳・2歳):2人とも国立大学(一人は下宿、一人は自宅から通学)に行く想定
- 高校生までは塾は利用せず、基本的には学校と自宅学習
この事例を以下の3ステップで考えてみましょう。
- ステップ①:想定費用
- ステップ②:投資戦略
- ステップ③:最終成果
学費だけを資産形成するなら、月当たりの投資額も減ります。
他にも、県外私立なら想定額を高く見積もる必要があります。
もし就職をしたら、これらの資産は子どもの結婚資金や自分たちの老後資金として運用し続けるのもいいね!
資産運用はいざという時の備えや選択肢を増やすことにも貢献してくれる心強い味方です。
活用事例②:老後資金の確保(20〜40年後の資金)
老後どれくらいのお金がいるかも分からないから、資産形成についてどう考えたらよいか分からないよ
大丈夫だよ!
この事例を見れが、自分自身にあった老後資金と資産形成について考えられるようになるよ
- 老後(65歳以降)の年間生活費は300万円を想定
- 平均寿命から夫婦2人とも90歳まで生きる想定
- 年金が夫婦で月額20万円
つまり、年額の年金240万円を引いた60万円が年間に必要な資金ってことだね
年間60万円 × 25年なので、資産形成したい額は「1500万円」です。
この事例を以下の3ステップで考えてみましょう。
- ステップ①:想定費用
- ステップ②:投資戦略
- ステップ③:最終成果
人生100年時代と言われる現代において、老後資金を準備しておかないと、働けなくなった後に資金が必要になった際に対処できなくなります。
夫婦で旅行や趣味を充実させたいなどあれば、各自カスタマイズして資産計画が簡単に作れそうだね
最終的な総資産額は「毎月の積立額 × 投資期間」 で決まります。
老後資金を心配して資産形成を始めたいなら、1日でも早く始める方が良いでしょう。
アメリカのインデックスファンドに関するよくある3つの質問
アメリカのインデックスファンドに関するよくある質問に答えていきます。
- アメリカ経済に分散投資するなら投資信託とETFのどちらが良い?
- アメリカの投資信託を購入しておけば安心?
- S&P500に投資すれば20年後に何倍資産が増えますか?
質問①:アメリカ経済に分散投資するなら投資信託とETFのどちらが良い?
投資初心者は「投資信託(インデックスファンド)」、経験がありリアルタイム取引をしたい人は「ETF」がおすすめです。
理由は、それぞれで以下の特徴があるからです。
特徴 | |
---|---|
投資信託(インデックスファンド) | 最低100円から投資できる 値動きは1日1回 分配金を自動再投資設定できる |
ETF(上場投資信託) | リアルタイムで取引ができる 市場価格で売買できる 信託報酬が安い(インデックスファンドと比べて) |
投資初心者の私は、リアルタイムな値動きを見てもチンプンカンプンだからインデックスファンドが向いているね!
投資商品の目利きができるようになってからETFに挑戦する方が良いでしょう。
ETFについて詳しく知りたい人は、以下の記事をどうぞ!
質問②:アメリカの投資信託を購入しておけば安心?
アメリカのインデックスファンドの運用は、資産形成をする上で重要な要素であることは間違いありません。
しかし、それだけではリスクマネジメントの観点から不十分です。
アメリカ1本に集中投資した場合、アメリカ経済が不況になったらもろにその影響を受けるよ
じゃー他の投資先に分散投資するってこと?
それじゃリスク分散のためにインデックスファンドに投資した意味がないよ…
他の投資先を確保してリスク分散するのも一つの対策です。
他にも投資をしながら、現金や金・プラチナなど現物資産を保有する方法もあるよ
大切なのは、資産を失う or 少なくなった時に生活できるだけの資金を他で用意しておくことです。
質問③:S&P500に投資すれば20年後に何倍資産が増えますか?
積立金額やその時の利回りにより異なります。
例えば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に毎月5万円を利回り8%で20年間運用すると、総資産は「約2,937万円」になります。
自分に合わせたシミュレーションがしたいなら、金融庁のホームページで可能です。
まとめ:アメリカのインデックスファンドで安定的な資産運用をしよう!
今回は、これから投資を始める初心者に向けて、「アメリカのインデックスファンド」についてざっくり解説しました。
アメリカは世界経済の中心と言われており、世界全体のGDP(国内総生産)の約25%を占めています。
これほどまでに大希望な市場に投資できるアメリカのインデックスファンドは、投資初心者から上級者まですべての人にとって魅力的な商品であると分かりました。
一方でアメリカ経済だけに集中投資になるリスクもあり、ご自身のリスク許容度と相談しながら投資していく必要があります。
集中投資が怖ければ、現金や金などの現物資産と合わせて保有すると良かったね
アメリカの代表的なインデックス(指数)は、以下の通りです。
S&P500 | NYダウ | NASDAQ100 | CRSP USトータル・ マーケット・インデックス | |
---|---|---|---|---|
構成 | 米国の大型株500銘柄 | 米国を代表する30銘柄 | ナスダック株式市場に 上場する大型株100銘柄 | 米国株式市場の大型株から 小型株までを網羅 |
設置日 | 1957年 | 1896年 | 1985年 | 2011年 |
発表会社 | S&Pダウ・ジョーンズ ・インデックス社 | ダウ・ジョーンズ社 | ナスダック社 | シカゴ大学 証券価格調査センター |
算出方法 | 時価総額加重平均型 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
組入銘柄数 | 500 | 30 | 100 | 約4,000 |
分類 | 大型 | 大型 | 大型 | 大型・中型・小型 |
これらの指数に連動する優良インデックスファンドは、本記事の「代表的なアメリカのインデックスはコレ!優良な4つの指数」で解説しています。
これから投資を始める人は、投資の最終目標やライフプランを交えながら投資先を考えることも重要だったね
本記事で解説したアメリカのインデックスファンドを活用しながら、着実に資産形成していきましょう。
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その他の証券会社も比較して口座開設先を検討したい人は、以下の記事をご覧ください。
投資についてわかならいことがあれば、このブログに質問をしてみてね。
以上、夢みるバクでした。